紅葉の色の違いを楽しむ花

赤、黄、橙さまざまにいろづくドウダンツツジがきれいだったので、もたないかなぁと思いながらも購入してしまいました。枝を広げ、間隔をあけてついている葉が魅力なので、広げられる大きめの床の間に、広がるようにいけました。

 紅葉は、ともするとくすんで見えてしまうので、白い花を添えて。白いフジバカマと、白と濃い桃色のアルストロメリア。フジバカマの葉の緑も紅葉に映えていい組み合わせになった気がします。

実は最初は違う構成でいけていたので、剣山は逆の位置に置いていました。そうすると下のように。この剣山の位置というのは大事です。こんなふうにいけよう、と考える時点で、考えていけ始めますが、途中で何度か、この位置が一番いいか調整しています。

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色づき始めたユキヤナギ

 今日は10月二回目のいけばな教室。枝は、どちらも少し色づき始めたユキヤナギとヒペリカムから好きなほうを選んでもらいました。

 小さい部屋に私がいけたのはユキヤナギ。西洋ウメモドキ、黄色いピンクッションと。ユキヤナギは柔らかい枝の流れをいかしてあげることが大切です。今回はウメモドキに絡めるようにあそばせました。

枯れものを飾る

秋は蔓もの、実ものが多く出るので、ドライにして楽しむものも充実しています。

少し前に使ったバラの実は玄関脇の明かり取りに。

サンキライは店先の暖簾に、月の釣り花入をかけて、そこに絡めました。

枯れないけれど、色が褪せたり、埃をかぶったりはしますので、片付け時が重要ですよね。

ナンテンと秋草

先週末のイベントから今週初めまでの暑さで、花がくたびれてしまったところがあるので、少しずついけかえ。少なくなった花を華やかに見せるために、店先のナンテンを切って使いました。ナンテンはよく持つので助かる花材です。

紫色のクジャクソウとリンドウを添えて。

先週のイベントの写真があがってきました。カメラマンの福原毅さんに撮影していただいたものです。

イベントのお食事席の花

イベント中は、建物をぐるりと見学なさる方も多いので、部屋ごとに雰囲気の違うものをいけようと心がけています。演奏会場の花は先日投稿しましたが、今回は掛け軸が華やかで、花はすっきりにしたので、お食事なさる部屋の一つ、大きな床の間の花は、花材をふんだんに使ったものにしました。

 「糸竹の響」というタイトルのイベントなので、ここは竹籠を。イワツツジの照り葉は、色づいている部分を右手に、まだ青みのある部分を左手に流しています。花はスプレー菊が2種。クジャクソウ、リンドウをバランスよく。

小さめの床の間にはハナナスとホトトギス。足元に少しだけイワツツジをあしらっています。今回のハナナスがかぼちゃみたいな形なので、ハロウィン風。

今週末日曜は、10月2回目の教室です。毎月第一、第三日曜なので、11月は7日と21日に行います。

和楽器の演奏会に尺八の花器

今日は店で、和楽器の演奏会でした。「糸竹の響」と題し、尺八奏者の工藤煉山さんと和楽器マルチプレイヤーの村澤丈児さんにご出演いただき、ありがたいことに無事盛会となりました。

会場となる部屋の床の間は、工藤煉山さんが竹を掘るところから自作なさった尺八を花入用にいただいたので、今回も。実際に音が鳴るように穴もあいているので、穴から見えない位置に紙を詰めて、その上に試験管ぐらいの細いガラスを落としに入れています。細くてまっすぐな花器は、花を入れる本数が限られて、角度もつけにくいので、花材を選びます。

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可愛いけれど、手強い

今回買ってきた花ナスは、実が大きく、カボチャのような形。濃い橙のもいいですが、緑から橙に変わりつつある実が、なんとも可愛い。実はこちらの思うところについてくれないので、どの向きで、どう見せるか、悩ましいところです。しかも、こう見えてとても重いので、角度をつけるのがとても難しい。

先週の教室でも、花ナスにチェレンジした方は苦労なさっていました。重さに加え、実の色も、枝の黒も色が強いので、それらにさからわず、いかしつつ、バランスをとるのが、なかなか。毎年この時期に挑戦しては、撃沈することも多いのですが。

今回は使い方の参考です。根本は一本で、3本に枝分かれしていたので、逆さにして、枝分かれした一本から水揚げをしています。口の細い花器はまっすぐに立てやすいですが、花器の高さ分、実が見せられるので、色の変化が強調されます。

また、手がついている花器だと、枝を沿わせて立てやすいので、少し角度をつけることができ、自然な感じになります。

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10月1回目の教室 秋色の花材

今回は紫色の葉が美しい紅スモモと、オレンジ色のかぼちゃのような花ナスのどちらかを使ってもらいました。

紅スモモは色が深いので、そこに明るい色の花を合わせると引き立ちます。暗い色の花で渋く見せるのも良いですが、特に夜に見る床の間だと、明るい緑を合わせたくなります。

今回店の花は、店先のナンテンを広く見せて、紅スモモを重ねました。花はスプレー菊とジニア、セルリナ。小さくまとめて、ナンテンの広がりと対比をさせています。

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ちょっと変わった葉

ふちの赤さが印象的なプロテアコルダータの葉に、赤いバラの実を一枝。奥の細くつんと伸びた草はフジバカマ。

 こういう変わったものを買う時は、だいたいあの場所にあの花器で、なら合いそうだということを考えて買います。このプロテアコルダータはここ。葉の向きが茎に対して平行で、団扇のようなので、高い位置にある床の間で、照明が当たったら映えるだろうなと思って。赤い茎が、ガラスに映るのもきれいです。

10月は明日、3日と17日に教室を開きます

緑もいろいろ

玄関のお迎え花は、少し華やかな要素を入れるように心がけていると、前回書きましたが、玄関の内側も然り。特に本店の玄関はそこまで明るくなく、壁も土壁の黄土色なので、例えば青いリンドウなどは、色がすごく黒ずんで映ります。

ですから、どこかに明るい色を混ぜるようにしています。今回は渋い花が多かったので、フウセントウワタの明るいグリーンと、薄いピンクのヒペリカムを入れました。ヒペリカムは葉の色が沈んでいるので、明るいピンクを選んでいます。そこにディアネラの葉とフジバカマ。緑といっても、黒く沈むもの、明るく花の代わりになるもの、いろいろです。いける場所のクセを知るのも大切です。

来週土曜、9日はよし梅芳町亭で和楽器の演奏会をいたします。芸術の秋にふさわしい会になると思います。

「糸竹の響」と題し、尺八、箏、三絃、三種類の楽器の共演。花も糸や竹を意識したものにしようかと考えております。お時間ございましたらぜひ。

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